2015年1月26日月曜日

ギリシャ総選挙で急進左派圧勝

25日のギリシャ総選挙では、反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)が議席の過半数を獲得、ユーロ離脱やデフォルトの懸念が嫌気され、週明けの相場は円高方向に窓を空けて始まりました。

その後130円付近でユーロは買い戻され、ユーロ円、ドル円共に上昇しています。

ドル円は117.2円-118.8円のレンジ相場となっており、どちらに抜けるか注目です。

2015年1月24日土曜日

ECB量的緩和で米ドル高、円安、ユーロ安の流れ

22日、欧州中央銀行(ECB)金融政策決定を受けたドラギ総裁の会見で、量的緩和(QE)の実施が予想通り発表され、ユーロは下落、株は上昇し、ドルが買われました。

以下はユーロ円、ドル円の日足チャートです。
チャートはYJFX社のiPhoneアプリ「CYMO」を使用しています。
ユーロ円日足 上:一目均衡表 下:MACD

ドル円日足 上:一目均衡表 下:MACD

スイスフラン・ショックでECBの量的緩和が確定的となり、ユーロ円は15日に135円をつけた後、日足が三日連続の陽線となったことで、すでに量的緩和発表を織り込んで一旦底を打ったようにも見えましたが、市場予想を上回る月600億ユーロの購入額がサプライズとなり、大幅に下落しました。

ユーロ円は昨年10月の日銀の追加緩和前の水準を下抜けてきましたね。

2015年1月17日土曜日

2015/1/15 スイス・フラン ショック

1月15日、スイス中央銀行(SNB)が自国の通貨高を抑制するため2011年9月から設けていた、1ユーロ=1.2スイスフランという上限を突然撤廃したことを受け、為替市場ではスイスフラン(CHF)に対しユーロが大暴落、わずか20分で3800pipsも動きました。
ユーロ・スイスフラン日足
これにより、複数のFX取引業者が破綻。
あまりにも急激な価格変動で、顧客の証拠金を超えて損失が確定したため、為替業者自身が多額の損失を負担することになりました。私がデモ口座を開いていたアルパリUKも破たんし、新規の取引は凍結されているようです。
個人的には被害を受けていませんが、週明けもまだまだ金融関連業界に影響が波及すると予想されます。

スイス中銀の軽率ともいえる行動でしたが、自らの信用を故意に失墜させることで、投資家にスイスフランへの警戒感を持たせようとでもしているのでしょうか。

現時点での各通貨ペアの日足を確認します。
クロス円各通貨ペア日足
日足では、米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円ともに下落傾向にあります。

各通貨の強弱日足
日本円と米ドルが他主要国通貨に対して2強状態、特に円は米ドルを抜いて最強通貨となりました。

続いて、1時間足です。
米ドル円1時間足
米ドル円1時間足

このまま高値更新・安値切上げとなればテクニカル的には上昇トレンドに入ったと判断できますが、ファンダメンタル的には週明けのスイスフランショックの影響と、25日のギリシャ総選挙後の値動きを確認してから判断したいところです。嵐が治まるのを待ちます。

結局、難解な局面では市場を傍観し、比較的分かりやすい相場を選んで勝負することが、最終的に利益を積み上げていける秘訣だと思います。
まさに大縄跳びに入っていくような感覚ですね(笑)

2015年1月16日金曜日

米ドル/円 1/9 119.43売→1/15 117.69買 +174pips +1万7400円

MT4のインディケーター「Alert SMA-EMA CrossOver」1時間足のチャートです。
米ドル円1時間足
1月9日に売りサインが出現し、雇用統計通過後も下落、何度か上昇を試みるも直近高値を上抜けることなく下向きトレンドを形成しています。1月15日に買いシグナルが点灯しましたが、チャートは依然として下方向です。

米ドル円1時間足
同じくMT4のインディケーターで、各国通貨の強弱を示す「CCFp」1時間足のチャートを見ても、雇用統計後に発生した円高ドル安の流れは継続しており、むしろ高値圏はすべて戻り売りポイントだったといえます。

WTI原油価格はついに1バレル50ドルを割り込み、この半年で半値となったことで、世界経済全体の先行き不透明感が、リスク回避による投資家の円買いを後押ししています。

2015年1月14日水曜日

米ドル/円 1/7 119.40買→1/9 119.33売 -7pips -700円

MT4のインディケーター「Alert SMA-EMA CrossOver」1時間足のチャートです。
米ドル円1時間足
1月7日に買いサインが出た後、あまり上昇せずに9日の米国12月雇用統計発表前に売りサインが出ました。
雇用統計発表後は上下に振れた後、高値切り下げ・安値更新をしながら、じりじりと円高方向に下げています。
円高要因としては、原油急落による世界的な景気後退不安や、1月25日ギリシャ総選挙後のユーロ安懸念などが挙げられます。
経済不安や地政学的リスクが高まると、比較的安全通貨とされる日本円やスイスフランが買われるため、円高方向へ傾きやすくなります。

続いて、同じくMT4のインディケーターで、各国通貨の強弱を示す「CCFp」1時間足のチャートです。
米ドル円1時間足
雇用統計を境に、円高・ドル安に転じています。

今回は、雇用統計前にドル売りのシグナルが発生していましたが、チャートが示す通り重要指標発表時には大きく売り買いが交錯しますので、発表後に改めて方向性を確認した上でポジションを持つことをお勧めします。

中長期的には日米の金融政策の違いで、ドル高円安に向かうとみられていますが、もうしばらくは円高トレンドが続きそうですね。

2015年1月8日木曜日

米ドル/円 1/5 119.82売→1/7 119.40買 +42pips +4200円

MT4のインディケーター「Alert SMA-EMA CrossOver」1時間足のチャートです。
米ドル/円1時間足
チャートを見ますと、日本時間の1月2日に買いサインが出現しましたが、これは年末年始相場で取引制限があるため無視してもよいと思います。
続いて、東京市場が本格的に始まった1月5日に売りサインが出た後、1月7日には再び買いとなりました。
すでに年末年始に買っていた米英の投資家が、5日になって日本勢が買いで参入したところを狙って利確したとみられます。また原油価格の急落も不安材料となっています。

まずは、1月9日夜に発表される米国12月雇用統計後のドル円の動きを見極めてからでも遅くはありませんね。

2015年1月3日土曜日

2015年 ドル円年明けの相場

明けましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願い致します。

さて、年末年始のドル円の動きですが、為替市場は週明け5日から活性化します。

例年クリスマスから年明けにかけては、欧米の投資家が長期休暇に入るため取引参加者が減少します。そのため流動性の低下による急激なレートの変動には注意が必要です。